スプレッド広めの口座で5時間トレードした結果

FXトレード

スプレッドが広いFX口座でトレードすると、スキャルピングなどの短期トレードには不利な条件が揃いますが、果たして勝てるのでしょうか?FXトレーダーのえぐまるが、実験的にとあるリアル口座で5時間のトレードを行いました。今回はそのトレード成績やドローダウン、プロフィットファクター、シャープレシオについて解説します。

トレード後のチャート

画像では左側で切れていますが・・・指標発表時の髭で2回ほど狩られ、幸先の悪いスタートから始まりました。

今回は細かい手法については、まだ説明していないことが多く説明が難しいの割愛しますが、基礎知識として順番にトレード手法も含め今後の記事で解説していきますのでご期待ください。

トレード条件

  • 証拠金:90ドル・・・実験なので許して下さい。
  • 通貨ペア:USD/JPY
  • 通貨単位:10万通貨
  • スプレット:0.015~0.027・・・スキャ勢からしたら鬼スプです。
  • 1ショット:0.01~0.02ロット・・・つまり1000枚~2000枚通貨です。
  • プラットフォーム:MT5
  • インジケータ:割と一般的なものを少しだけカスタムしました。
    Heikin_Ashi
    Moving Average50(Exponential)
    ボリンジャーバンド20(2σ、3σ、4σ)
    ボリンジャーバンド100(2σ)
    ZigzagColor
    MACD
    RSI
  • 足:M1,M5,15M,H1,H4・・・M1をメインでみますが、H4~M5で方向性を決めます。
  • その他:トレンドライン、フィボナッチリトレースメントを利用

トレード成績

  • トレード数: 24回
  • 総利益: 7.09ドル
  • 総損失: 5.62ドル
  • 総収支: 1.47ドル
  • 勝ちトレード割合: 75%
  • 負けトレード割合: 25%
  • 最大の勝ちトレード: 1.02ドル
  • 最大の負けトレード: -1.58ドル
  • 平均の勝ちトレード: 0.39ドル
  • 平均の負けトレード: -0.94ドル
  • 最大の連勝数: 9回
  • 最大の連勝額: 3.18ドル
  • 最大の連敗数: 4回
  • 最大の連敗損失額: -3.33ドル
  • 残高最大ドローダウン: 3.33 ドル(3.67%)
  • プロフィットファクター:1.26
  • シャープレシオ:0.09

ドローダウン

ドローダウンとは、トレード口座の最大の損失額を指します。つまり、トレード過程における含み損のことです。

今回は、残高最大ドローダウンを示しましたが、この値は取引口座の残高がピーク時に比べて最大でどの程度減少したかを表します。このトレードの場合、残高最大ドローダウンは3.33ドルであり、これは残高の3.67%に相当します。

実際に今回は証拠金が少ないことからリスクを5%で制御するように戦略を考えてトレードを行いました。その結果、損失を最小限に抑えることに成功しています。

プロフィットファクター

プロフィットファクターとは、総利益と総損失の比率を示す指標です。 つまり、1以上の値が出れば利益が出ており、1未満の値が出れば損失が出ていることになります。今回のトレードでは、1を超えているので利益が出ていることが分かります。

シャープレシオ

シャープレシオとは、リスクに対するリターンを評価する指標です。 シャープレシオが高いほど、同じリターンを得るためのリスクが低くなっていることを示し、優れたパフォーマンスを表します。

今回のトレードのシャープレシオは0.09で、リスクに対するリターンが低く、改善が必要と言えます。

集計方法について

MT4/MT5を利用されている方は以下の手順でトレード結果をまとめたレポートを作成できます。

  1. 口座履歴欄を右クリックする。
  2. 期間を指定する。
  3. 再度口座履歴欄を右クリックする。
  4. レポートを選択する。
  5. 保存するフォルダの指定、及びファイル名を入力する。

確定申告を行う際にもこの機能は活用しますので、是非この際に覚えておいてください。

まとめ

総収支は90ドルの証拠金に対して、1.47ドルのプラス(+1.63%)になっており、勝率も高いため、トレードにおいては一定の成果を上げていますが、利益率が低いという課題があることも分かりました。

今回は翌日が海外市場クローズの中日本が雇用統計発表という、特殊な事情で難しい相場でしたので、トレード数は少なかったです。今回の目的はトレードについて勝率や利益、損失についてご紹介し、トレードの良し悪しを評価することを伝えることでしたので、プロフィットファクターやシャープレシオといった指標を用いて、トレード成績の評価について触れることができました。 これらの成績を見て、私は今後のトレードに活かしていきたいと思います。

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