FX初心者必見!えぐまる式運用資金管理術とは?
FX初心者でもできる効率的な運用資金管理法を、えぐまるが10年以上の実践から解説します。キャッシュバックや分散投資、元本引き抜きなど、リスクを抑えつつ投資効率を上げるための方法を詳しくご紹介します。
なお、本格的なポジションサイジングやリスクリワード等の話はまだ先の内容となりますので、そちらを期待された方は、もう少しお待ちください。今回はそもそもの運用資金をどのように投入したり、回収して増やしていくかの概要説明となります。
必要な資金の金額について
FX投資はリスクが高いため、余剰資金の20%までを目安に資金準備をしましょう。
余剰資金とは、金融資産の合計から必要な貯金を引いて残った資金のことで、必要な貯金は一月当たりの手取り額の3〜6倍程度が目安です。
必要な資金は100%自己資金が鉄則!
余剰資金が10万未満の方は、まずは余剰資金を増やすために、貯金や節約、本業で頑張るなどして自己資金を増やすことが大切です。借金はしてはいけません。クレジットカードからの入金については、ポイントがたまったりお得なこともありますが、リボ払いや分割払いは金利が高くなるため避け、一括で支払いすることが望ましいです。
資金管理の必要性
資金管理の話をするまえに、まずFXの勝ち負けについて考えてみましょう。
FXの勝ち負けについて
10年以上FXトレードを行っている私やFXのプロトレーダーでもトレードはハイリスクなので、絶対どこかで負けます!むしろ負けないトレーダーは怪しいので要注意です!
ところで、FXについてよく語られる「勝ち負け」という言葉ですが、そもそもFXは為替の流動性に対するリスク分散のために考案された取引です。株式投資とは違い、生産性がなく単純な価格差のゼロサムゲームですので、買った分は誰かがどこかで負けているという側面もあります。この側面から勝ち負けについて多く語られていますので、このことからも「投資」ではなく「投機」に近い側面があります。
しかしながら、以下のような取引を考えた場合、勝ち負けはないですよね?
海外との取引において、貿易会社は為替リスクにさらされますので、買い手と売り手が取引を行う際の為替レートが変動することによって、支払額が変わってしまうリスクがあります。 そこで、貿易会社は為替リスクを抑えるために、先物取引やオプション取引を行います。先物取引は、将来の為替レートを確定させることができる取引であり、オプション取引は、将来の為替レートの変動に対する保険のような役割を果たす取引です。 これらの取引によって、貿易会社は為替リスクを管理し、取引による利益を確保することができます。
FXの世界ではこのようなお金の流れがあることを頭の片隅に入れておきましょう!
この辺の知識を活用したトレード手法として、ゴトー日などを考慮したアノマリートレード手法があります。今後解説も予定しておりますのでお楽しみに!
プロのトレーダーと一般のトレーダとの差は?
ところで、プロと私を含めた成果がでない人とは何が違うか?考えてみましょう。
プロは利益を最大限に伸ばしながらもドカンと負けないよう、必要な時に確実に損切りができており、大きな負けがでる相場においても最小限の損失に抑えこんでいるのがプロです。
えぐまるの資金管理について
実はこの項目、書くべきか相当悩みました。
「えぐまる」の黒歴史を曝け出すような内容ですが、一般的なトレーダーがFXを行うとどうなるかを示す必要があったので、私が人柱になりました。私が一般的なトレーダーに該当するのかはさておき、現実はこうです!
まず、資金管理とは、投資に使う資金を適切に分配することで、損失を最小限に抑え、利益を最大化することを指します。資金管理には、損失限定や利益確定のための注文を出すこと、レバレッジを適切に使うこと、取引に使う資金を限定すること、などが含まれます。
特にテクニカル分析を覚えたFX初心者~中級者は、短期的にはコツコツ利益を積んで収益をあげることができます。 しかし、どこかのタイミングで大きく負けてしまい、元本まで失う確率が非常に高いです。 「えぐまる」の昨年秋から年度末にかける運用成績を以下にご紹介します。

2022/11~2022/3のドル口座のリアル残高の推移ですが、何度か利益を出金しているので若干分かりにくくてすみません。しかし、ここに大事なメソッドがあります!
私は負け始めたら出金して少額で再スタートするようにしています。
本来は早くにリカバリーするには資金を抜くべきではないのですが、理由は簡単です。
大きく負ける=自分の戦略が通用しない相場に変わってきたため、そのまま続けるとさらに負ける可能性が高いため、大きく負けたら負けた分出金する戦略をとっています。なので、縦に直線的に推移している所は出金としてみてください。
それをふまえてグラフを見ると、前半はコツコツというか爆益を積んでいますが、ところどころでドカンと負けているのも分かるかと思います。
特に817回目付近のトレードで敗退していましたが、そのあとトレード数に応じたキャッシュバックキャンペーンなどでかなりの高額なキャッシュバックが振り込まれ復活を遂げた黒歴史です。
なお、大きく買ったり負けているところは、為替介入によるものが多かったのが年末の相場でしたが、トータルでは勝っているので、しっかりと税金を国に搾り取られました。
えぐまる式運用資金管理
ここからは、えぐまるが10年以上実践している、FXだからこそできるリスクを抑えた効率的な運用資金管理の考え方をご紹介します。
FX業者のキャッシュバックや入金ボーナス狙う!
FX業者には、新規口座開設時にキャッシュバックや入金ボーナスを提供している場合があります。これらを活用することで、自己資金を少なくすることができます。ただし、業者によって条件が異なるため、よく確認してから利用するようにしましょう。
入金ボーナスというのは、入金額に応じたボーナス上乗せ行うキャンペーン等を指します。
例えば、入金ボーナス100%500$までのキャンペーンがあった場合、500ドル入金するだけで1000ドルで運用できます!このように、初めてFXに挑戦する初心者にとっては魅力的に感じるかもしれませんが、注意が必要です。
まず、入金ボーナスは証拠金としてしか使えず、引き出すことができないものが多いです。また、利益を出金するとボーナス分が消失することがあります。そのため、入金ボーナスを受け取る場合は、しっかりと利用規約を確認しましょう。
もちろん、入金ボーナスがある方が初心者にとっては有利です。入金ボーナスを利用することで、元本を多く確保し、リスクを抑えることができます。また、色々なFX業者で適宜、入金ボーナスを受け取ることできるので、資金を小分けにして複数の口座を開設することもできます。この場合、同じく500ドル入金しても、2つの口座を持つことができた場合は、2000ドルで運用できます。
ただし、初心者はどこかで元本を失う可能性が高いため、この500ドル分が授業料となるかもしれませが、初めから損を覚悟してFXに取り組むことで、余裕をもって取引に臨むことができます。
FX業者専門のキャッシュバックサイトを活用する!
海外FXに多いのですが、キャッシュバックサイトというものが存在します。(タリタリが有名ですね)
この方法は、キャッシュバックサイトを通じてFX業者の口座を開設することで、本来は紹介者に支払われる報酬の一部を自分に対してキャッシュバックとして得ることができます。
具体的には、キャッシュバックサイトを通じてFX業者の口座を開設し、入金を行うことでキャッシュバックサイトから報酬を受け取ることができます。また、トレードを行うたびに報酬を受け取ることもできます。このようにして得た報酬は、自分の元手とすることができます。
ただし、キャッシュバックサイトには、悪質なものも存在するため、信頼できるサイトを選ぶことが重要です。また、キャッシュバックサイトを通じて得た報酬は、確定申告が必要な場合がありますので、確認しておくことが必要です。
キャッシュバックサイトとしての老舗である「タリタリ」は細かくFX業者毎にしっかりと説明しているところは好印象ですね。
また、特定のFX業者によってはキャッシュバックサイト経由で口座を開くと、入金ボーナスが対象とならない等のデメリットもあります。
XMTradingというFX業者は、キャッシュバックサイト経由の場合や、低スプレットを保証する極口座等では入金ボーナスは付与しないと明言されています。逆に低スプレットを保証する極口座の場合は、そもそも入金ボーナスが対象外なので、サイト経由で口座開設を行いキャッシュバックを受けるほうがメリットがあると考えます。 なお、海外にお住まいの方は、さらに条件の良い「XM Global」での登録が可能でキャッシュバック率が倍以上になるので、本格的にFX取引を行う場合は、日本国の後ろ盾はなくなりますが、国外収益が無税となる国への移住すると効率良く資産を増やすことができると思います。
資金は10万円程度を目安に分散管理する
FXでの資金管理において、まず初心者の間は、大きなまとまった資金を扱わずに分散管理しましょう。先ほどのキャンペーン等も考慮すると10万円程度を目安に分けると良いです。
FX初心者~中級者がテクニカル分析を覚え、コツコツと利益を積み上げることは可能ですが、いつかは大きく負けることもあるでしょう。そのため、投資にはリスクがつきものであり、失うことを前提に資金管理を行うことが重要です。
一つの口座に全ての資金を投入せず、一部の資金のみを入金し、残りは別の口座に残しておくことで、リスクヘッジを行うことができます。また、入金した資金を分散投資することも有効です。これにより、全てを失うリスクを軽減し、ポートフォリオ全体のリスクも分散させることができます。
具体的には、時間分散(時間でエントリータイミングをずらしてポジションを分散)、通貨分散(複数の通貨ペアによる分散)などの手法があります。
ただし、分散投資は手数料やスプレッドの影響を受けやすく、FX業者を選ぶ際に自分の手法が通用する業者かどうかを事前にしっかりと調べておくことが重要です。また、リスクを完全に排除することはできませんので、投資する前には自己責任でリスクを判断し、適切な資金管理を心がけることが重要です。
段階的に元本を引き抜く
この手法は賛否が分かれますが、えぐまるは元本を早く抜いて他の投資に回すこと優先的に考えます。
投資で一番大切なことは、資産を守ることです。資金が増えてきた場合は、ある程度の利益を得た後、段階的に元本を引き抜くことを考えましょう。これによって、投資した元本を守ることができます。
利益もある程度にとどめて引き抜く
FXでの投資において、欲張りは禁物です。利益が出た場合は、ある程度にとどめて引き抜くことをおすすめします。また、損失が出た場合には、躊躇なく損切りをすることが大切です。
出金した資金の再投入
最初に説明したようにFX会社から提供される特典は、入金ボーナスやキャッシュバックなどがあります。これらの特典を上手く活用することで、資金回転を促進することができます。ただし、特典を受け取るためには一定の条件をクリアする必要がありますので、確認することをおすすめします。
また、得た利益を使って、株式投資やETF等をドルコスト平均法等で購入することもできます。初めはリスクを取り、大きなリターンを得ることが重要です。資金が少ない場合、大きな利益を得るためにはある程度リスクを取る必要があります。そこで活躍するのがFXのハイレバレッジ取引です。しかし、せっかく運よく一度得た大きな利益を全てリスクの高い投資に回すことは危険です。リスクの高い投資には大きな利益がある反面、大きな損失を出す可能性も高いからです。
そのため、得た利益は、リスクの高い投資か、それよりもリスクの低いローリスクな投資に投入することをおすすめします。リスクの高い投資で得た利益をローリスクな投資に投入することで、資産を守ることができます。逆にリスクの低いもので得た利益をそれよりもリスクの高い投資に投入すると、せっかく長い時間かけて得た利益が一瞬で溶けてしまうこともありますので、投資の考え方では資金の投入順序が非常に大事です。
まとめ
今回はFX初心者に向けた資金管理方法について解説しました。投資には必ずリスクが伴いますので、上記のポイントを押さえ、賢くFX投資できると良いですね。
大事なポイントは、ハイリスクな投資は失ってもよい資金で行うこと。
ハイリスクな投資で得た利益のうち一部は失ってはいけない資金と捉え、ローリスクな投資の資金とすることで、資産を守ることです!
えぐまるの体験談
最後まで読んでくれた方向けのボーナス記事です。
2010年から2011年3月10日までギリシャ問題や欧州債務危機が騒がれていたころの話です。
当時、私はユーロ円の戻り売りを繰り返し、大きな利益を得ることができました。20万円の証拠金から始め、わずか1年で680万円にまで増やすことができました。さらに、1,000万円を達成すれば新車を購入すると決めていました。
しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、当時利用していた証券会社のトレードシステムがダウンしたのかは不明ですが、帰宅して確認した時には、急激な円安により、大きな窓が開くほどの為替チャートが出現し、リスクヘッジで仕込んでいたドル円ポジションの損切り注文が刺さらずにロスカットされ、一瞬で資金の80%を失ってしまいました。
この経験を教訓に、えぐまるは運用口座に全運用資金を集めることなく、分散して資金を管理することを決めました。その後、残った資金を出金して、有望な日本株を買い支え、約2年で半分程度まで資金を回復することができました。FXなどのハイリスクなトレードでは大きなベットをすることはせず、ローリスク・ローリターンなトレードで利益を上げることに注力するようになり、このようなリスク分散手法を用いて大きな利益はありませんが、大きな損失も出さないことを心掛けるトレードを実践してきました。
なお、ここ数年、為替相場のボラリティが高まってきたこともあり、再びFXに注力するようになりました。そこで得た利益をフィリピン株式など回すようにし、一つの投資だけに頼らず、複数の投資先を準備して運用しています。こうしたリスク管理をしっかりと行いながら、コツコツと利益を積み上げていくことが大切であると考えています。
コメント